毎年4月になってからオープンする月山スキー場。Tシャツ姿のスキーヤーでにぎわうが、天気の良い時を見計らってお手軽ツアーに出かけてみよう。ゲレンデ板で十分だ。ツアースキーの雰囲気は十分で、子供連れにもお勧めだ。


月山リフトを降りると、姥が岳はもう目前である。トレースが頂上まで一直線に続き、最盛期には春スキーヤーをアリの行列と見間違える程だ。シールを付けてぐんぐん登ろう。汗が出る頃には姥が岳頂上(P2)だ。

展望を楽しんだらシールを外し出発だ。まず北側1688mピークとのコルから湯殿山側の斜面に出て、南西へ姥が岳を回りこむように200m程度トラバースしてブッシュ帯を避ける。その後は湯殿山を見ながら、標高差350mの大斜面に自由にシュプールを描こう。程なく湯殿山とのコル(P3)に到着し、ここから石跳沢沿いに滑るルートとなる。

沢の上部は少し狭くブッシュが出ている時もあるが、それ以降は広く快適である。ただし緩傾斜が続くため、スキーワックスを忘れずに携行したい。沢の左岸を滑るとじきにネイチャーセンター(P4)に到着する。


【プラスワンガイド】
車を姥沢に置いた場合には、国民宿舎月山荘前から月山シャトルバスにて駐車場に戻る事になる。ただし日に5本しか運行がないため、時刻表のチェックを怠らずに。

掲載した地図は、国土地理院発行の数値地図25000(地図画像)を使用しました。