メンバー (L)鈴木(竹)、宮坂、小堤、渡辺(恵)、野口
大倉尾根を登るボッカ班の目方を元気づけながら計量する。男子は30kg、女子は20kg、若い時は自分も背負ったことあったんだなあと思いながら。
8時にボッカ班の成功することを念じながら見送る。間もなく野口氏と井上さんが到着。井上さんは原口氏と一緒にボッカ班の後を追い出発、野口氏は聞けば新茅ノ沢を遡行し烏尾山で我々と合流したいと言うので途中まで一緒に行くことにする。トランシーバーの交信を気にしながら8時30分に出発。途中で川口勤労者山岳会の女性会員が新茅ノ沢へ行くので教えてくだいと言うので、先行する野口氏を呼び止めて一緒に行ってもらう。聞けば会員は昨夜大倉でキャンプしたが自分は仕事の都合で朝立ちしてきたとのことである。
大倉尾根を終始見上げながら進む。第1回の交信9時40分、ちょうどヒゴノ沢出合にかかり烏尾尾根に隠れて混信多く交信できず。第2回は10時10分、いよいよ我々も烏尾尾根のとっつきにかかり感度明瞭となり皆を激励して尾根へと登りにかかる。
始めの30分くらいはつま先登りの急登で時間がかかる。振り返れば大倉尾根が目の前、天気も良好であるが花立より上は薄くガスがかかっている程度で雨の心配はなさそうだが、携帯ラジオで聞く天気予報は下り坂とのことである。山は平地より早く崩れるので気がかりである。
第3回目の交信は10時40分、皆元気の由、安心するが当班では往年の丹沢の主と言われた宮坂氏が早くもグロッキーになり進行も遅れ、渡辺のお母ちゃんの気の使いようは一方ならぬ物がありました(お母ちゃん、宮坂氏の介抱ありがとう)。
13時10分の交信頃より花立、金冷の頭、塔ヶ岳は濃いガスに覆われ、雨雲か大分黒くなっている。あるいは降り出しているのかも知れない。
当班は14時にやっと稜線に飛び出した時は強風と雨で寒さもひどく稜線に立っていられず、風雨をしのぎ林の中でボッカ班の安否を気にしながら昼食とする。14時10分の交信はとれずよけい心配になる。
14時40分の交信のとれた時はボッカ班はもう塔ヶ岳より木ノ又大日へ下だっているとのこと、我々も烏尾山までくれば後は楽で行者岳を通り急いで合流点へ。最初の予定では当班の方が早く合流点に着き皆さんの労をねぎらうつもりでしたが、広瀬氏迎えられ遅くなったことをお詫びします。
尚、野口氏は新茅ノ沢を遡行し烏尾山に12時30分に到着したが、探してもいないので行者岳より合流点に着き待っていたが、雨が降り出したので先に下山したとのことでした。