山行日 2003年9月11日
メンバー (L)飯塚、鈴木(章)、内山、山口、柴田
私の自宅から行くのに便利な東武線沿線でのハイキングの例会をネットで探していくうちに、ちょっと変わったネーミングのこの山に行きあたった。標高は低いけれど、地形図に山名も無く、人に知られることもなく訪れる登山客も少なめ、とにかく静かそうな山ということでこの山に決めてみた。
やや薄曇りなお天気の中、このハイキングのメンバーが東武線新鹿沼駅に集合。あっこさん、内山さん、山口さん、柴田さん、という雰囲気のやわらかそうなメンバーで私も安心して?出発。
古峰ヶ原行のバス停を探すのに駅前をウロウロしていたら、早速あっこさんが美味しそうなコロッケ屋を発見し、こんな朝から揚げたてのコロッケが食べられるだなんてと、全員で購入。確か1コ80円であったと思うが、この野菜コロッケは、じゃが芋の味にとても甘味がある上に具だくさんで最近私が食べたコロッケの中でもNo.1の本当においしいコロッケであった。
また、バスに乗車後、登山口の古関で下車し、すぐ側にあった無人の果物売場にてリンゴ1袋9コ入りを購入。全員で分けて食べたこのリンゴも甘くてとても美味しかった。
こうしてしょっぱなからハイキングは二の次で都会から食料を買い出しにきた食い気の集団と化していたように思う。まあ、私がリーダーだから仕方ないか・・・。
さて、ハイキングの始まりは、長安寺の珍しいイワヒバの石段を登りつめた所にある山門をくぐった上の登山道からである。尾根に出るまでには杉林の中を歩くことになるので、展望はほとんど望めないが、気持ちよく歩ける道である。
途中、前日光の山々が望めたり、宇都宮方面が眺められたり、それらの眺望をゆっくり楽しみながら歩いても1時間30分程で羽賀場山ピークに到着し、ここでのんびり昼食をとる。女性4名のおしゃべりに圧倒されて?一番後ろを黙々と歩いていた山口さんも山頂でビールを飲んでちょっとはしゃいでくれてよかったよかった・・・。
この山頂の北面には笹目倉山と鶏鳴山が望め、変わったネーミングのこれらの山にもまた次回足をのばしてみようなどと思ったりした。
次にお天気山に向かう為、檜林の中を下っていく。お天気山へは一部不明瞭な道やアップダウンの多い道もあったが、テープはわりに随所についていた。いくつかの岩場を登ったり、トラバースしたりしながら、やはり1時間30分程で、想像していたよりも広くて立派なお天気山のピークに到着。石仏と石祠が並び、また道案内の看板もしっかり立てられていて展望はなかったが明るい山頂であった。
あとは下山のみであるが、しっかりした踏み跡のある道の途中では何回か石祠に出くわしたり、ロープ等の整備もされていて、ここの地域の人達にきちんと守られている山だということを実感した。最後は植林された杉林の中の落ち葉の重なる道をガサガサと降りて15:00過ぎには国道に出ることができた。
バスの時刻にはまだ1時間以上あったので、登山口の古関バス停まで散歩がてら歩くことにする。道路の右下を流れる大芦川は川幅も広く透明度の高い川でその水面がキラキラしているのがよく見える。アユ釣りの釣人がたくさんいて、この川では結構釣果があるとのことであった。私たちもすぐに川に降りることができたら、川遊びでもしたくなる、そんな綺麗でおだやかな流れの川であった。そして道路沿いを歩いていくうちになぜかキムチ専門のお店に出くわし、そのまま吸い込まれるように入ってしまい、お茶や色々な種類のキムチ、辛味噌を試食させていただいた。そこでそれぞれが再び買い出し隊となり、お気に入りのキムチを購入。また、最後に立ち寄った物産店では締めくくりに地元の新鮮な野菜を購入。結局最後の国道歩きも買い出しがメインとなってしまったが、ここの地域の産物は本当に全てが美味しかったのである。ハイキングも良し、買い出しも良しで、私にとってまたぷらーっと訪れてみたい山域となったことは「間違いないっ」です。
みなさん、お疲れ様でした。